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有料老人ホーム「管理規定」も重要

有料老人ホームには、重要事項説明書の交付が義務づけられています。

「重要事項説明書」には、施設の概要や職員態勢、入居者の状況、サービス内容、料金体系など、入居を検討する際必要になる重要なポイントが詳しく記載されています。
ホームを見学する際は、必ず重要事項説明書をもらういましょう。

併せて「入居契約書」「管理規定」の写しももらうようにします。
そしてすべての書類によく目を通します。

「入居契約書」は、重要事項説明書に記載されている内容を契約書にまとめたものです。
「管理規定」は、値上げをする時の手続きなど様々なルールが記載されています。

有料老人ホームは入居一時金のほかに、月々の費用もかかります。
「管理規定」には、月々の費用に関する事も書かれているので必ず目を通しましょう。
諸事情により月々支払う金額が値上げになった場合のことも考慮しておく必要があるからです。

入居時の費用計算にも役立てましょう。
月々支払う費用に、多少のゆとりを持たせておくことと、病気で医療機関の受診を受ける際の費用なども資金計画に入れておく必要があります。

疑問を抱えたままでの入居は、トラブルの原因になります。
重要なのは、候補の施設は1カ所に絞らず、少しでも気になる所は遠慮せずに資料を集めることです。契約する際は「重要事項説明書」「入所契約書」「管理規定」などの契約書にサインしなければなりません。契約を急かすような施設は要注意です。経営状態が悪い施設などは、資金繰りが厳しいため早く契約を結びたがる傾向があります。契約書にサインする場合は、あくまでもこちらのペースで行うようにしましょう。

有料老人ホーム「利用権契約(終身利用権契約)」とは

有料老人ホームの契約形態は、殆どの場合が、『利用権契約』(終身利用権制約)になります。

◆利用権契約(終身利用権契約)とは
入居時に「入居一時金」を支払うことで、有料老人ホームなどの居室、共用設備等を利用する権利を得るものです。

有料老人ホームは、レストランや、大浴場など、ホームが擁するサービスと、住まいの利用契約が一体となっているのが特徴です。

安心して老後を過ごせるため、入居一時金が高額にもかかわらず人気のある有料老人ホームですが、大きなデメリットもあります。

有料老人ホーム特有の「利用権契約(終身利用権契約)」は、賃貸契約のように法律で住む側の権利が保障されていません。施設側(事業者側)との契約になるため、経営困難によるホームの倒産などが発生した場合、住み続けられなくなる可能性があります。

また、一代限りの利用権となるため、相続できないという点もデメリットと言えるのではないでしょうか?

最近の老人ホームには、一時金のいらない施設もでてきました。
しかし、一時金がいらない分、月々の費用に転嫁されているため、契約の内容自体は同じといっても良いでしょう。
また、賃貸借契約や、終身建物賃貸借契約を結ぶ施設もあります。事業者側の経営などは、予測が付かないので、契約前に退去要件などを、契約書や重要事項説明書で確認しましょう。